神経性無食欲症
Pelizaeus Merzbacher病の保因者発症で両下肢の痙性麻痺と軽度知的障害がある14才女児。左足関節の手術を契機として、リハビリのための入院中に神経性無食欲症を発症した。
手術前後より拒食、急激な体重減少、不眠、過呼吸などの心身症状を呈したため、リハビリを継続しつつ、小児科医と看護師による頻回の面談を行った。また、小児科医がコーディネーターとなって、多職種に児の病態を伝達し、病態と治療方針の共通認識の元、児の気持ちを受け止める一貫したチームアプローチを行った。
児は徐々に、自責の念や、家族との葛藤など、人知れず抱えてきた長年の悩みを具体的に言語化して表出できるようになり、半年間の入院経過で心身症状が消失した。また、一年後、右足関節の手術後にも半年間の入院をしたが、心身症状は出現せずに過ごす事ができた。今回の神経性無食欲症の発症背景として、自己否定しやすい児の心性に加え、麻痺があり介護・訓練を要する自己の身体、頻回の入院治療、姉との心理的な葛藤等、基礎疾患とそれを取り巻く状況による心理的な二次障害や、両親の別居、姉の心身症等、家族の問題が考えられた。
また、治療方法としては、経時的に内面の葛藤を言語化して表出させるアプローチが、心身症状に対して有効であった。
その経過、発症背景、表出された児の心理、心身症状に対するアプローチについて報告する。
神経性無食欲症01 神経性無食欲症02 神経性無食欲症03 神経性無食欲症04 神経性無食欲症05
摂食障害06 摂食障害07 摂食障害08 摂食障害09 摂食障害10
神経性食欲不振症11 神経性食欲不振症12 神経性食欲不振症13 神経性食欲不振症14 神経性食欲不振症15
神経性食思不振症16 神経性食思不振症17 神経性食思不振症18 神経性食思不振症19 神経性食思不振症20
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