神経性無食欲症

■診断
DSM-IVの診断基準では、「標準体重の85%の値を維持することを拒否する」「体重が減少しているときでも、現在の体重が増加することに対して恐怖がある」「標準体重に満たない場合も、自分自身の体重を多すぎると感じる」「3周期以上に渡る無月経」の4項目を診断基準としている。

さらに、

活動性の亢進があること。体重を落とすため、必要以上の運動・活動を行うこと。
現在の病状、深刻性について、認識に乏しいこと。
を組み合わせて診断を行う。診断基準に完全には合致しない場合に、非定型摂食障害(到底不能の摂食障害)の診断になることがある。例えば月経が不順ながら存在し、その他はANの基準を満たす場合、非定型摂食障害と診断される。

摂食障害の患者は時に診療を拒否し、問診の際に症状を隠す傾向にあるため注意が必要。

ANは、以下の2種類のサブタイプに分類される。

制限型神経性無食欲症(AN-R)
制限型のAN(restricting type)では、食物を口にすることを重度に制限するが、AN-BPに見られるような行動は行ったことがない。
無茶食い-排泄型神経性無食欲症(AN-BP)
無茶食い-排泄型のAN(binge-eating/purging type)では、食物を過量に摂取した後、自分で嘔吐を誘発して、あるいは利尿剤、浣腸、下剤等を用いて、食物の排泄を試みる、というエピソードを行う。

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